【89話】ダルマ
506 : 無党派さん(岩手県):2007/04/13(金) 03:24:50.33 ID:2nzK7kqJ0 ?2BP(260)皆さん、達者と書いてダルマって読むことをしてますか?
知っている人が少ないんです、
これ…実際、
中国の清の時代の政治の実権を握っていた妃
≪西太后≫が自分の政治のやり方などに
イチャモンをつけた者や気にくわない奴を
≪ダルマ≫という刑をしたのです。
(その他にも残酷な刑があったみたいです)
そのダルマという刑は、
罪人(西太后から見れば)の両手足、全てを切断…
そして、大きい樽に水を入れそこに罪人を入れるんです…
皆さん、想像しましたか?
大きい樽に入った人間…
頭しか出ていない人間…
ダルマに似ていませんか?
しかも、西太后は簡単に殺さないように
止血や化膿止めをし、毎日食事を与えます…
じわじわと殺すのです…。
本題に入ります。
大学生のTさんは旅行好きで、夏休みに中国に行きました。
そして、中国の山奥を探検!!
ここまでは良かったのです…
そうここまでは…
ずっと、山道を歩いていたらお店を見つけました。
その店の看板には≪達者≫と書かれていました。
Tさんは好奇心でお店の中に入ったのです。
珍しい物を売っているのかな?
友達の土産になるかな?
彼はそう考えていたのでしょう…
ですが、実際置いてあったのはダルマ。
人と同じ大きさの大きいダルマから赤ちゃんと同じくらいの大きさのダルマ。
店の店主は、誰かと話をしていたみたいで奥にいたようです。
507 : 無党派さん(岩手県):2007/04/13(金) 03:25:12.89 ID:2nzK7kqJ0 ?2BP(260)
Tさんのことを気づかなかったようです。
そして、まじまじとあるダルマを見ていたら…
「お前、日本人だな!?助けてくれ!!」
と、いきなり喋りだすのです!!
Tさんは驚きました。
ダルマはさらに喋り続けます。
「俺はS、○○大学生だ。ここにあるダルマは
全部人間だ。お願いだ、助けてくれ」
SはTさんに助けを求めます。
Tさんはどうすればいいのか考えていると、店の主人が出て来ました。
Tさんは中国語を喋れたので中国人のフリをして
Sの声が聞こえないフリをして急いで店を出て行きました…。
中国の山奥などに法律はとどいていない…それに、
ダルマの刑は西太后の時代で終わっていません…
主に中国のマフィアやゲリラなどが裏切り者などにやっているのです…
これぞまさしく神秘の国≪中国≫
Tさんは日本に帰国し○○大学生のSについて調べました…
そしたら…
いたのです。
本当に実在した人なのです…
彼は去年の夏に中国に行ったきり行方不明…
それ以来、Tさんは中国に行かなくなりました。
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