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【208話】彼女とも付き合って半年位たった

594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 11:40:49.40 ID:RaAtfFn+0



台風で外で風とかビュービューとか、

窓がガタガタとかしてて唯でさえ気味の悪い夜だった。

彼女とも付き合って半年位たった時のこと。

夜中になんか気配がすると思って目を開けると、

その彼女がずっと俺の顔をジーっと直視して立ってた。

うわ~っっっっっっ!!って絶叫して飛び起きても動かないの。

驚きのあまり、はぁはぁ言いながら、



俺「なんで・・・?どうしたの・・・?」

女「寂しくて・・・。」

俺「どうやって入ったの・・・?」

女「・・・・・・・・・・。」

俺「もしかして合鍵作ってたのか・・・?」

女「・・・・・・・・・・。」

俺「・・・・・・・・・・。」

女「多分・・・怒るだろうから・・・。」

俺「いや・・・合鍵欲しいなら言えばいいじゃん・・・?」

女「・・・・・・・・・・怒らない?」

俺「合鍵作ったくらいじゃ怒らないけど、いきなり来たらびっくりするじゃん。」

女「・・・・・・・・・・。」

俺「え??合鍵とかじゃないの?どっか開いてた?」

女「合鍵は・・・合鍵だけど・・・。」

俺「?????」

女「まぁいいじゃん!気にしないで!」

女「顔が見れて良かった!じゃあ眠いだろうし帰るね!」

俺「え?ちょっ・・・ちょっと?」

そして彼女は帰っていった。

だがそれだけならまぁ良かったんだが・・・。

595:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 11:41:42.22 ID:RaAtfFn+0



それから数日後、彼女と会うことになり、迎えに来ると言うので自宅待機をしていた。

彼女が到着し、駅前のいつもと同じようなデートコースを巡り、彼女の車まで戻った。

女「おなか空いたぁ。」

俺「じゃあ何か食べてく?」

女「じゃ、あたしモスでなんか買ってくる!ラ◯ホで食べよ!」

そして車に荷物を載せ、助手席に座った。

車の鍵を渡されていたので、エンジンをかけた。

すると、なーんとなくダッシュボードの中が気になって、何も考えず開けてみた。



今、思うと開けて良かったのか開けなければ良かったのかも・・・。

中に入っていたのは・・・俺の大量の私物。

いつ無くなったのか気がつかない程度のなんでも無い物。

最近捨てたはずの物まで出てきた。

買い物のレシートとか公共料金の支払い領収書までちっちゃなファイルに整頓され入っていた。

状況の把握までしばらく時間がかかり、ハッ!!と我に返った。

コレって・・・ストーカー!?じゃね!?



慌てて中にあった物を引っ張り出し、何があるのかを確認し始めた。

何かのキャラクターの書いてある巾着袋にそれは入っていた。

俺の部屋の合鍵

しかも一つや二つではない、じゃらじゃらと大量に出てきた。

紐が全部に付けられていて、自分の部屋の鍵だと一瞬分からなかった。

自分が持ってる鍵と照らし合わせてみるとピッタシ一致。

それ以外、ティッシュペーパーの塊や口にチャックが付いてる厚手のビニールの中に



***入りのコ◯ドーさんまで出てきた。変色し、***の面影も無くなっていた・・・

背筋にゾワゾワ~・・・と寒気が走った。

597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 11:43:12.01 ID:RaAtfFn+0

ドアを勢いよく開けると、そのままタクシーに乗り一目散に逃げ帰った。

その後、彼女からの着信の嵐。しかしシカトを決め込む。決め込むしかない。

初めて女に対して抱く恐怖感。殺されるんじゃ・・・とか、逃げなきゃ・・・とか、

とにかく怖い。どうしたら良いのか分からない。

部屋の鍵は握られてるし、部屋にいたら絶対来る!

そう考えた俺は友達に事情を話し、最小限の荷物と共に部屋を飛び出した。

勿論、行き先は友達の部屋。

向かう最中、すぐに不動産屋に電話し、鍵の取替え(有料)を依頼した。

その後、数日後に不動産屋から連絡が入り、

鍵の交換をするから立ち会ってくれとの連絡があった。

怖いから一緒に来てくれと、渋る友達を引っ張り、部屋に到着。

こっからのことは、なんとなく展開が予想付くかも知れないけど・・・

そうです。いましたよ奴が・・・・・・・・・・!!



「待ってたよ。お帰り。どうしたの?急に。心配したでしょ。」

ベッドに座り、ジー・・・っとこっちを見ていた。

とにかく今思っても感心するくらい物凄い勢いでブチきれて彼女を怒鳴りまわした。

玄関から引きずり出し、「二度と俺の前に姿見せんな!!」と言うと、

泣きながら彼女は帰って行った。人生初めてという位キレた。

殺るか殺られるか、そんな状態だった。

不動産屋も相当引いていた。まさにドンびき状態。

「あの~・・・問題はあまり起こさないで下さい。」と言われた時、我に返った。



そしてそれから数年。俺は仕事の関係で車で元のアパートから10分程の所に引越しをした。

598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 11:46:31.59 ID:S80nNS3i0

>>597

見てる分には最高の彼女だけどな

ビッチより全然ましだぜ





601: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/04/21(木) 11:54:37.65 ID:DKRPZGVQ0

>>597

受けとめてやったら良かったのになぁ

上手く言って従順にして、でも俺はどこにも行かないから

俺の物を集めるのはヤメて。みたいな


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