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【204話】一番怖いのは人間。

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 03:16:23.69 ID:Y1HmEjcF0



314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金)

05:41:49.73 ID:EjI2Qk480 [8/18]



山は怖い、何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど一番怖いのは人間。

お前ら山とかいって開放的になるだろ?すがすがしいな~ってなるだろ?

あれは一種のボーダーラインを越えそうになってるから。

町とか村とか人間が作った物に守られ続けてる人間ほど開放的になりやすい。

それってつまりタガが外れてるってことだろ?

どんなにすがすがしくても町のど真ん中で背伸びしたりすがすがしいなんて思わないだろ?

ゴミとか落ちてる山とかはまだいい。

人工物があればなんとか留まれる。

でも100%の自然はダメだ。

狂うってか戻っちゃう、動物に野セックルとかする人はまさにそれ、当てられちゃってんの。

山とか森の雰囲気に。

遭難とかしちゃうと最悪、無意識に「助けが来ないかも、死ぬかも」って思う。

それは動物として当たり前の事なんだけど人間としては戻れなくなる。

コカコーラの炭酸が徐々に抜けてくみたいに常識とかモラルがどんどん抜けてく。

そこで死んじゃうのはまだいい。

生き伸びるともうひどい。

だからお前等がもしも万が一人間の手が入ってない山で真っ裸の人間を見たら逃げた方がいい。



俺のバアチャンとかは「アガリビト」って呼んでた。

バアチャンの住んでるとこでは神様なんだそうだ。



だから未解決事件の行方不明になった人とかってそういう人も

中にはいるんじゃないのかなとふと思った

87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 03:17:08.13 ID:Y1HmEjcF0

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金)

05:44:13.49 ID:2c9lSFW60 [23/23]



>>314

要は気が狂っちゃうってことか。

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金) 05:52:13.75 ID:EjI2Qk480 [9/18]

>>314

んー狂うって言うとちょっと違う。

バーチャン曰くむしろ自殺とかしちゃう都会の人間の方が狂ってると言ってた。

確かに俺が見たのはあうあうあーな感じではなくてもっとおだやかな感じ。

ちょっと嫌な言い方だけど電車とかで騒いでるような人みたいなのじゃない。



多分人間の世界から自然の世界への移行みたいなのが重要なんじゃないかな。

確かゴータマシッタールダさんとかも王子だったけど野生の王国に身を落として



悟りを開いたって言うじゃない、

バアチャンが言う「アガリビト」ってのはそんなイメージなんじゃないかな。

344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金) 05:56:18.42 ID:4ayqSC910

>>314

アガリビト に一致する情報は見つかりませんでした。



グーグルにすら引っかからない単語ってすごいな

ありそうな言葉なのに

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 03:17:49.02 ID:Y1HmEjcF0

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/28(金) 06:01:51.24 ID:EjI2Qk480 [10/18]

>>344

うん俺もけっこう興味があって調べたんだけどね、ぜんぜんダメ

ヤフーの知恵袋(笑)とかで質問したことあるんだけどなぜか消えちゃうのさ。

つーかバアチャンバアチャン言ってて申し訳ないんだが

バーチャンはその単語を口に出す事もけっこうためらってる感じだった。



多分俺がココでこんな事書いてるって知ったらめちゃくちゃ怒られるw

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金) 06:17:42.37 ID:EjI2Qk480 [12/18]



スレチだったらもうしわけないんだが書くわ、少し長文になるけど勘弁してくれ



正直俺も秘密を秘密にしておくのは辛い、正直喋りたくて仕方ない。うん

まぁ特定されない程度に書くけどバアチャンは九州の人間で「古賀」って

名字なんだけどその地方はやたらと「古賀」って名字が多い場所とだけ書いておく。

なんかその地方のけっこうルーツにまつわる話で「古賀」の他にも「新賀」ってのも

あったような気がするけど忘れた、厨房のときの話だから勘弁してほしい。



んで遡ること厨房のときなんだけど近所の渓流で

俺は当時はやってたルアーフィッシングをやってたのさ。

バアチャンの家に遊びに行ってる時なんて釣りくらいしかやることないから

流石に飽きてた俺はお気に入りのスケルトンGをおもいっきり投げたら

向こう岸の林にまで飛んでっちゃってそれを取りに岩を渡って取りに行ったのさ。



今考えればその川がバーチャンの言ってた「境界線」だったんだと思う。

89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 03:18:43.56 ID:Y1HmEjcF0

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金) 06:28:56.35 ID:EjI2Qk480 [13/18]



思い出しながら書いてるから遅いかもしれんが申し訳ない。



んで向こう岸までついてスケルトンGを探したんだけど見つからない。

向こう岸の竿から糸をたどっていけばすぐ見つかりそうなんだけど不思議となかなか見つからないのね。

当時小遣いが月1000円だったから2000円のルアーはおれにとって宝物だったから

1時間くらい森の中をウロウロしてたと思う。



川からあんまり離れると遭難するから川の音が聞こえる程度のとこをさがしてたんだけれどみつからない。

すると後ろからパキパキって枝の折れる音がした。



なぜか熊とかの野生動物とじゃないかとか不安には思わなかった。

むしろなぜかそこにいないはずの父ちゃんとかバーチャンが俺を捜しにきてくれたのかな?って

ふと思ったのが不思議、そんなはず絶対ないのに。



んで振り向いたら人が立ってた。全裸の。

普通びっくりすると思うけど超田舎だったから川を真っ裸で泳ぐ人ってのは

近所じゃ珍しくなかったのね。

んで俺は「あ、こんにちわ」

って言ったのそしたらその人はにっこりわらって

こっちを見てるから悪い人じゃないなって思った。



一緒に探してくれるのかなって思って

「ルアーがどこかにいってしまって」

と言ったら

「ンー」

と言いながら近づいてきた。

俺は周りをキョロキョロしながら歩いてたんだけどその人は俺の周りを

「ンー」

って言いながらグルグル歩き始めた。

今思い出したらアシモみたいな歩き方だった。

90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 03:19:35.84 ID:Y1HmEjcF0

415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/28(金) 06:39:23.61 ID:EjI2Qk480



んでその人が「ンー」

とか言いながら岩をふっとどかしたのね。

岩の下を覗き込むようにしながら岩を大切そうに持ち上げたの。

俺は

「いやいや、そんなとこにはないですよw」

って突っ込んだらその人は



「ンンンー」

って言いながらニコニコ笑って俺に岩を投げた。

頭の横スレスレを横切った岩の意味を理解するのに2秒くらいかかった。

その人の顔を見ると目に全然覇気がないって言うかギラギラとした目ですごく怖かった、

まさにこんな感じ

→<●> <●>

俺が身構えるとその人は

「ギャー」みたいな感じでわけのわかわからない奇声を出した。



そしたら周りから声が聞こえた。

「ンー」「ンー」って沢山。

うわぁああああってなった。

いつの間にか裸の人が沢山こっちにあつまってくるような音がした。



ペキペキペキって枝を折るような音が沢山周りから聞こえた。

逃げ回ってどっちから自分が来たのか全然わかんなくなった。

怖くなってガタガタ震えてたら遠くでキラキラ光るものを見つけた。

俺のスケルトンGだった。



俺はルアーの糸をたぐって川までたどり着きびしょびしょになりながら家に帰った。

今思い出すと胃の辺りがむかむかする。

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 03:20:16.54 ID:Y1HmEjcF0

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 投稿日:2010/05/28(金) 06:49:17.11 ID:EjI2Qk480 [15/18]



んでバーチャンに事のあらましを話したら

「坊、それはアガリビトだっち」

と教えてくれた。

すまん方言は適当、でもだいたいこんな感じ。

アガリビトはイノシシが山を下りて豚になって人間に食われるようになったみたいに

人間が山を「上がって」自然に帰った姿なんだそうだ。

でも生まれつき自然と一緒の動物と違って人間の知恵と自然の力を持つようになった。

つまり人から1ランク上がった存在だから神様みたいなものなんだ、と教えてくれた。

その地方の人はアガリビトを本気で信仰してる人もいるからもう行っちゃダメだと言われた。

普通アガリビトは山奥のほうに住んでるもんなんだけどまだ中途半端ないわゆる

「半アガリビト」状態の人は境界線の周りをウロウロすることもあるらしい。

「中途半端なアガリさんでよかったねー本物をみると怖いから」

とバアチャンは俺に教えてくれた。



どうなるの?って聞いたら

「あがっちゃう」

とだけバーチャンは完結に言った。

そこからは村のルーツとか起源の話だったから退屈で聞いてなかったけど

今思うと惜しい事をしたと思う。

432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/28(金) 06:54:00.72 ID:EjI2Qk480 [16/19]



この話を書きながら厨房の時の事を思い出すと今でも後ろから枝を折るような

ペキペキって音と「ンー」が聞こえてくるみたいでぞわっとする。



すまんが俺もあれがなんだったのか気になるが会社に行かねば。

だからもし良ければ丘板のほうに転載しといてくれるとすごい助かる。



なんか明け方のテンションにまかせた支離滅裂な文ですまんかった。

101:謎のメモ:2011/04/21(木) 03:38:01.55 ID:sYapqdpa0

287 名前:予備軍投稿日:03/05/10 11:28



危険人物扱いされそうで、周りの人に言えないことなんだが…

たまに、もう一人の自分(らしき者)からの伝言がある。それも段々不気味なものになってる。

初めての体験は5年位前。

テレビに没頭していて、ふと気が付くと目の前のテーブルにメモがあった。

『これはテスト』と書いてあった。

確かに自分の字。でも全く覚えが無い。半年に一度くらいのペースで、

こういうことが起こってる。

次のメモには、

『どういうことなんだろう、この状態を記録しておきたい。

書いたものを見れば思い出すかもしれないから書いとく。』

その次は、

『前に来たのはいつごろだっけ。どうも、来てない間は時間が止まってるような感じだ。』

その次、

『ここに来る前の記憶が全然無いから、わけわかんねぇ 

あっちの自分に気付いてもらうしかないかも』

その次、

『てめぇ、しらんぷりしてんじゃねーよ! なんとかしてこっちに引き込んでやる』

で、今日のメモ。

『もしかしたら、そっちはこっちの記憶がないのか? 

だったら・・・ とりあえず返事書いてみろ』

こんな感じで、忘れた頃に変なメモを目にする。

実際はもっと回数が多いんだけど、全く意味不明なものもあって、

ちゃんとした文章は、上に書いたような内容。

そんで、別に記憶が飛んで時間があるってわけでもないし、

周りから変な言動してるなんてことも言われない。

これって、精神病の兆候なんだろうか…

返事書こうかどうか迷い中。



つーか、次にメモが現れるのがいつなのかわからんから、

返事をいつどこに置いておけばいいのかもわからん・・・

どーしましょ。

102:謎のメモ:2011/04/21(木) 03:39:15.54 ID:sYapqdpa0

288 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/10 11:34



空き箱かなんかに「返事置き場」って書いて、メモ置いとけば?

289 名前:287投稿日:03/05/10 11:39

>>288

お、いい考え・・・でもないなぁ。

そんなもの家の人間に見られたら、マジで頭疑われかねないし・・・

いつの間にかメモがあるんだよな。

決まって何かに熱中した直後。はっと我に返ると置いてある。

ちょっとコワイ。

290 名前:287投稿日:03/05/10 11:42

返事書いて会話が成り立ったりしたら、もっとコワイ。いや、マジで(w

293 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/10 12:02

287様

今日、あなたのもとに六黒がたずねてきます。

色々質問されるので、返事は最後の質問を除いて全て「はい」と答えておいてください。



世間話などの合間に巧妙に質問をはさんでくるので、間違って「いいえ」と答えないように。

答えを訂正することも可能ですが、怪しまれます。

最後の質問には「しげちゃん」と答えてください。

念のため、漢字で「重ちゃん」と書きますので、もし聞かれたらそう答えてください。

あまり緊張すると逆効果なので、気楽に構えていてください。

でも上記の事は『絶対』守ってくださいね。



以上のことで質問があれば、30分以内に1回だけ受け付けます。

103:謎のメモ:2011/04/21(木) 03:40:30.36 ID:sYapqdpa0

294 名前:287投稿日:03/05/10 12:06



では、一回だけ質問です。

最後の質問は何ですか?

296 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/10 12:18

287様

最後の質問の前に、「最後に質問ですが」などと切り出すことになっているので、

分かると思います。

質問の内容には詳しくお答えできませんが、

「答え」から容易に類推できるように、ある人物の名前に関する質問です。

では、ごきげんよう。さようなら。

P.S. あなたがご本人様なら、失礼ながら私の予想以上に頭がよいお方ですね。

あなたなら大丈夫です。

365 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/12 07:27

287だけどなんなのん¥

104:謎のメモ:2011/04/21(木) 03:41:50.70 ID:sYapqdpa0

374 名前:287投稿日:03/05/13 09:19



来たよ。

ホントに変なのが俺のとこ来たよ。

昨日の早朝、6時半頃に呼び鈴が鳴ってさ、

近所の住人かと思ってドア開けたら、(なぜか早朝の訪問者は近所の人って思える)

赤い大きなカバンを持った、すごく小柄な爺さんがいた。

なぜか下向いてたからちゃんと顔は見れなかったんだけど、

長くて白い顎鬚と声から老人だと思った。



浮浪者かと思ってドアを閉めようとしたら、いきなり「ここにお住まいですか?」と聞いてきた。

ちょっと面食らって沈黙してたら、ゆっくり、すこーしずつ顔を上げるんだよ。

得体の知れない不気味さを感じて、「はい・・・」と答えた時に、

>>293の書き込みを思い出した。

質問に答えたらまた顔を伏せた。で無言…

いやーな気持ちになって、ドアを閉めようとするとまた質問。

「************?」(何言ってるのか聞き取れなかった)



静かに顔を持ち上げてくる・・・怖くなって「はい」と答えた。うつむく爺さん。

「西はこちら側・・・」 バタン!! ドア閉めちゃった。

その後、しばらくうちの前にいたみたいだけど、そのうちいなくなった。



これだけなんだが、物凄く不気味だったよ。

すぐにこのことを書き込もうと思って>>365を書いたんだが、

変になっちゃって、いきなり回線切断。仕事の時間まで接続不可状態だった。

なんなんだろね。


【203話】 【205話】

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