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【193話】そんなに怖くないのですがきいてください

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 01:25:38.18 ID:tqKBnaHn0



そんなに怖くないのですがきいてください



私がまだ4~5歳の頃の話です。

当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。

まだ小さかったので母と女湯に入っていました。

或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の

中でプールよろしく遊んでいました。

今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドア

が付いているんですね(何処もそうなのかも知れません)

私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。

ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。

ワクワクして覗きました。・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。

なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。

何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。

ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました

おわースゴい。夢中になって覗いていました。



ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか

突然、私は目を離し身を引いたのです。



そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように

乱舞していました。・・・・・・



私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。


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